それって意味あるの?

2008.09.16

その他

最近、Windows XPの発売中止でVistaへ変更せざるを得ない状況がありますが、
先日、あるクライアントから「Microsoftサーバー製品をアップグレードしたい」との連絡が入りました。

真っ先にこの話を営業担当から受けた責任者は開口一番「それって意味あるの?」といって私のところへ。
ただ製品のアップグレードと聞いていた彼には、「そのままでは価値がなく、クライアント上層部を説得できずビジネスにはならない」と瞬時に判断したのでしょう。
もちろん、「テクニカルサポートが切れて今後が心配」という面も彼は良く知っているのですが、それは価値ではないと思ったようです。

さて、アップグレードする意味を私に問われたわけですが、使用者によってその意味が違うのかもしれないと考えました。
その使用者とは、「経営者」、「システム管理者」、「現場マネージャー」、「一般ユーザー」。

–経営者–
統計資料をまず見ます。正確な数字も重要な要素のひとつですが、正確でなくとも傾向を見ることができる要素も求められます。

–システム管理者–
メインテナンスの手間からの解放を望みますし、ヘルプデスクでは迅速に対応し、一般ユーザーの信頼を得たいと思っています。運用方法も改善が必要な問題ですが、セキュリティを強化したいと思うでしょう。

–現場マネージャー–
経営者から求められる統計資料を作成でき、傾向を伝えることが求められます。また、管理者として一般ユーザーの売上、利益をみる必要があります。

–一般ユーザー–
電話対応時などスピードが求められる状況に耐えうる必要がでてきます。また、支店部署間での売上を見せることによって競争を促すことができるかもしれません。

このように、利用者の立場をみて設計したものが、価値として認められると考えました。
あとは、提案書やdemoなど形にしてbudgetと相談。。。
先は長そうです。