KANさんのブログ

2010.11.19

その他

現内閣総理大臣の菅直人さんのブログが開設されました。

KAN-FULL Blog ~あなたと官邸を、まっすぐつなぐサイト~
小泉内閣メールマガジンから始まり、時が進むにつれ、動画を配信するなど情報発信の方法も変わってきていますが、政治の現場を直接国民へ伝えることは当たり前になってきています。

菅総理大臣、最初のころは何と言っていたかというと、
「消費税を上げるための議論を開始する」
と言っていました。

その発端は、就任当時問題になっていた、ギリシャ危機。
借金大国になっている状況が全世界に伝わり、国債の償還と利払い金を支払えなくなるとの思惑から金融界はパニックに陥りました。
その後、ギリシャはEUの支援によって持ち直しましたが、また、その危機が再燃しEUに再支援を要請しました。
ギリシャ2010年目標達成は困難、11年はさらに引き締めへ

この問題はまだ続きそうで、財政問題が簡単には解決できないことを物語っています。

日本はまだ大丈夫、という人がいます。
日本国債はほとんどが日本人や日本の金融機関で買われている、というのがその理由で、これは間違っていると思っています。

金融機関が国債を消化できない事態が起きています。それは、貯蓄率の低下。
日本の「家計貯蓄率」は世界最低水準
貯蓄できないと、金融機関にお金がなく、国債を買う量が減っていくと考えられています。
残念ですがいまの状態だと、政府が発行する国債を国内で消化できず、海外の投資家に買ってもらう事態がすぐそこまできています。
そうすると、国債の金利は高くなり、利払いが多くなる借金地獄に陥ります。(もう陥っていますが・・・)

参院選で負けたのは、消費税ではなく、

右往左往する政府の対応の悪さが続いているので、お灸をすえた

と思っています。借金地獄を解消するために、事業仕分けのような、

既にあるものから無駄を削る

でなく、

すべてゼロにしてから、作り直す(ゼロベースでやる)

が求められていると思います。
政権交代はそのために、有権者が判断したと思っています。

大胆な変革を望みたいところです。