論語

2009.06.12

その他

孔子の『論語』を読みました。
教えが知りたかったわけではなく、漢詩の本を探しに行った時に中国書物の
入門的な気分でなんとなく買いました(論語は漢詩じゃないですが)。

2500年前のお話ですが、現代人の私の記憶に残ったものを紹介します。

公冶長第五 二十
季文子三思而後行、子聞之曰、再思斯可矣
季文子は三度考えてからはじめて実行した。先生はそれを聞かれると、「二度考えたらそれでよろしいよ。」といわれた。

雍也第六 十九

子曰、人之生也直、罔之生也、幸而免

先生が言われた、「人が生きているのは真っ直ぐだからだ。それを歪めて生きているのは、まぐれで助かっているだけだ」

泰伯第八 五

曾子曰、以能問於不能、以多問於寡、有若無、實若虚、犯而不校、昔者吾友嘗從事於斯矣

曾子が言われた、「才能が有るのに無いものに訊ね、豊かであるのに乏しい者に訊ね、有っても無いように、充実していても空っぽのようにして、害されても仕返しをしない。昔、私の友達(顔回)は、そいいうことに努めたものだ」

憲問第十四 八

子曰、愛之能勿勞乎、忠焉能勿誨乎

先生が言われた、「[人を]愛するからには励まさないでおれようか。[人に]誠実であるからには教えないでおれようか。」

衛靈公第十五 四十一

子曰、辭達而已矣

先生が言われた、「言葉は[意味が]通じさえすればいいのだ。」

陽貨第十七 二十五

子曰、唯女子與小人、爲難養也、近之則不孫、遠之則怨

先生が言われた、「女と下々の者とだけは扱いにくいものだ。近づければ無遠慮になり、遠ざけると怨む。」

孔子(Wikipedia)
論語(岩波文庫)