BCP実践促進助成金7、助成金事業完了報告と検査

2021.05.14

助成金BCP

東京都中小企業振興公社(以下、公社)では、BCP実践促進助成金事業を行っています。
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/setsubijosei/bcp.html
当社は令和2年度で申請し、先日助成金完了報告と検査が完了しましたのでポイントをご紹介致します。
〇クラウドサービス費用の助成対象有無に関して
クラウドサービスは従量課金の場合、単月・12ヵ月分問わず助成対象として認められません。
よってオンプレミスシステムのAzureやAWSへのクラウド移行を検討される場合は、定額サービスでの申請が必須となりますのでご注意ください。
但し、定額サービスも予定量ではなく必要量で申請することが絶対条件となります。
例えばAzureのR1年やOpenプログラムなどの定額サービスで申請する場合、これらサービスの必要量や利用用途を公社に理解してもらうことが大前提となり、それ相応の試算根拠が求められ、結構やっかいです。
クラウドサービスも助成対象として申請される場合は、事前に公社と詳細確認されることをお勧め致します。
〇完了報告と検査
前提として、完了報告関連書類は全て紙で提出、保管する必要があります。
助成金が交付決定された際に明示された文書を全て紙で提出し、OKが出ると公社担当者の訪問による完了検査が実施されます。
完了検査では、納品物や設置状況の確認の他、提出文書の原本照合や通帳確認も行われますので、事前に準備しておくことをお勧め致します。
完了検査をクリアすると、後日公社から助成金確定通知・請求書が郵送される流れとなりますが、助成金確定通知後の流れは改めてご紹介致します。